Raspberry Pi でWebサーバを構築する(LAMP環境)

ラズパイ使ってやりたかった事の1つがWebサーバの構築。
開発用にLAN内で共有できるWebサーバをラズパイで実装してみる。

OSインストールから初期設定まで

まっさらなラズパイからスタートとして、まずはOSインストールから初期設定までを行う。

既に前述の記事で行ったので、以下の順で実施する。

  1. はじめてのRaspberry Pi:OSインストール編
  2. Raspberry Piの初期設定まとめ
  3. Raspberry Piの初期設定まとめ(オプション設定編)
  4. Raspberry Pi のアップデート

LAMP環境のインストール

LAMP(Linux + Apache + MySQL + PHP)環境をインストールする。

  1. LXTerminalを立ち上げて、下記コマンドを入力する。
    sudo apt-get install -y apache2 php5 mysql-server phpmyadmin
    (※インストールに失敗したら、上記リンクのアップデートを実施する)

  2. MySQLのrootパスワードを設定するよう言われるので入力してENTER。(確認含めて計2回)
    MySQLのrootパスワード入力画面

  3. phpMyAdminの設定でWebサーバを聞かれたら「apache2」を選択してENTER。
    phpMyAdminのWebサーバにapache2を選択

  4. phpMyAdminの設定で、データベースをdbconfig-commonで設定するか聞かれたら、<はい>を選択してENTER。
    phpMyAdminの設定でdbconfig-commonで設定する場合

  5. MySQLの管理者パスワードを聞かれるので、設定したパスワードを入力してENTER。
    MySQLのパスワードを入力

  6. 今度はphpMyAdmin用のパスワードを設定しろと言われるので、入力してENTER。(確認含めて計2回)
    phpMyAdmin用のパスワード設定

  7. コントロールが返ってきたらインストール完了。rebootコマンドで再起動する。
    LAMP環境のインストール完了

Webサーバ動作確認

インストール後、再起動が完了したら、同一LAN内の端末でブラウザを立ち上げて動作確認する。

アドレスバーに下記URLを入力して、表示する。
http://[ラズパイのIPアドレス]

Webサーバーとして動作していれば、下記ページが表示される。
ラズパイでWebサーバ:初期画面

phpMyAdmin動作確認

Webサーバ(Apache)の表示が確認出来たら、phpMyAdminを使えるようにするため、下記の通り設定する。

  1. LXTerminalを立ち上げ、下記コマンドを入力してENTER。(変更するファイルのディレクトリへ移動)
    cd /etc/apache2

  2. 次に、下記コマンドを入力してENTER。(変更するファイルのバックアップ)
    sudo cp -p apache2.conf apache2.conf.org

  3. バックアップが取れたら、下記コマンドを入力してENTER。(変更ファイルをviエディタで開く)
    sudo vi apache2.conf

  4. 開いたファイルの最終行に、下記行を追加して保存する。
    Include /etc/phpmyadmin/apache.conf

  5. 最後に、下記コマンドを入力してENTER。(Apacheの再起動)
    sudo /etc/init.d/apache2 restart

ブラウザのアドレスバーに下記URLを入力して動作確認する。
http://[ラズパイのIPアドレス]/phpmyadmin/

phpMyAdminのログインページが表示されたら成功!
phpMyAdminログインページ

ユーザー名:root パスワード:設定したパスワードでログインする。

phpMyAdmin管理画面
ログイン出来た!

SFTP動作確認

最後にファイル転送の動作確認。
今回、FTPパッケージはインストールしていないので、SFTPで転送できるか確認する。

MacならFileZilla、WindowsならWinSCPを使う。

例としてWindowsで確認。
WinSCPを起動し、ホスト名にラズパイのIPアドレス、ユーザー名とパスワードはラズパイのモノを入力して「ログイン」をクリックする。
WinSCPログイン画面

無事にログイン出来た!
WinSCPログイン後の画面

ファイルを転送してみて、エラーが出るようならば、ディレクトリのパーミッションを変更すること。

パーミッションの変更コマンド例(フル許可):
sudo chmod 777 [ディレクトリ名]

ここまでやれば、開発用Webサーバとして利用できると思う。

セキュリティ対策

Raspberry Piのファイアウォール設定(UFW)

さらに使い勝手を向上するには

Raspberry Pi の開発用Webサーバの使い勝手を最強にする

参考サイト:
Raspberry Pi 2 (Raspbian) で LAMP 環境を構築する(Qiita)
RaspberryPiに「Apache2」「PHP5」「MySQL」「phpAdmin」をインストール(Kamuycikap – SentenceDataBase)
Raspberry Piを自宅Webサーバーにしてみた(TryIT!)

投稿者: Output48

中学生の時に初めてHTMLに触れてからホームページ制作を独学で始める。 ベンチャー企業の営業、大手企業のPG・SEを経て、独立。 現在はとある企業のCTOと、変な名前の会社の社長をしてる。

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