プロジェクト管理ツールBacklogにはGit機能がある。
タスクとソースを一元管理できるので、すごく便利。
BacklogのGitにSSHで接続してcloneするまでの手順メモ。
そもそもSSH接続とは?
GitにSSHで接続する前に、そもそもSSH接続についておさらい。
SSH – Wikipedia
Secure Shell(セキュアシェル、SSH)は、暗号や認証の技術を利用して、安全にリモートコンピュータと通信するためのプロトコル。パスワードなどの認証部分を含むすべてのネットワーク上の通信が暗号化される。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Secure_Shell
接続するには、まず、認証が必要である。
SSHでは公開鍵暗号(RSAやDSA)を用いて認証する。
つまり、以下のような関係性が必要となる。
開発PCや、サーバは秘密鍵を。Backlog(Git)側は公開鍵を持っている構図。
これを踏まえて、実際にgit cloneできるまでの操作を説明する。
鍵(キーペア)の生成
鍵の生成方法は複数ある。
今回は、Git for WindowsがインストールされたWindows端末で、Git Bashコンソールから生成する。
-
Git Bashを起動する。
普通はユーザディレクトリ(~)がカレントになるが、もし、ユーザディレクトリでなければ、cd ~
で移動する -
.sshディレクトリがなければ、作成する。
mkdir .ssh
- キーペアを生成する。
ssh-keygen
これで、~/.sshディレクトリに、id_rsaファイル(秘密鍵)と、id_rsa.pubファイル(公開鍵)が生成される。
秘密鍵は、cloneしたい端末の.sshに配置(複数ある場合は生成した秘密鍵ファイルをコピーする)し、公開鍵はBacklogに登録する。
Backlogに公開鍵を登録
cloneしたいGitを持つプロジェクトに参加しているアカウントでBacklogにログインし、SSH公開鍵を登録する。
SSH公開鍵登録 – Backlog
https://backlog.com/ja/enterprise-help/userguide/userguide1281/
Gitクローン!
端末に秘密鍵があり、Backlogに公開鍵が登録されている状態になれば、SSH指定でGitクローンを行う。
これでBacklogのGitをSSHでクローンできる。