2016年1月27日、東京で開催された『SORACOM Conference 2016 “Connected.”』に参加してきたので、そのレポート。
今回は後編(午後)。
イベントレポート
前編(午前)のイベントレポートはこちらを参照。
→【参加レポート】SORACOM Conference 2016 “Connected.”前編
12:00-13:15 昼休憩
出展ブースで話を聞いてたら、昼飯を食べる時間がなくなったので、イベントに一緒に行っていた仲良い社長とライフで惣菜を買って食べた。
全然関係ないけど、ライフのポイントカードの提示タイミングが、レジで商品通す前だと初めて知る。
13:15-14:00 T1
SORACOM Air 再発見 – プログラマブルな SIM で実現できること
午後は、技術トラック/事例トラックで分かれ、私は技術トラックを聴講に向かった。
はずが、セミナー始まってすぐに事例トラックの会場だと気付く。
いやいや、扉前のスタッフが「こちら技術トラックでーす!」とか呼び込みしてたし。
断じて私の勘違いではない。
手刀切りながら事例トラックの会場を後にして、技術トラックの会場へ移動。
このトラックは、株式会社ソラコム シニアソフトウェアエンジニア 小熊氏により、SORACOM Air(ソラコムエアー)のサービス説明および、APIと各種機能の説明をしていただく。
その後、eConnect Japan株式会社 CEO 小山氏を招いて、eConnect Japanのサービスの紹介と関連させた活用事例紹介って感じだった。
「プログラマブルなSIM」というトークタイトルの通り、SIMカードの利用状況に応じて、速度変更や停止。スマートフォンアプリからのチャージによる再開などの自動化手法を紹介いただいた。
それにしても社長が若い!
あとテスラ自慢のくだりはセミナーに全然必要なかったが、個人的にこのセミナーの後、一番検索したのはテスラ。
→テスラモーターズジャパン HP
今回のOSのアップデートで、神戸→東京まで高速道路はほとんど自動運転で来たんだって!!なにそれ欲しい!!!
社長がテスラ乗ってるせいか、eConnect Japanのホームページがテスラのホームページと若干似てる。
T1トラックのまとめ:テスラが欲しくなった!
14:15-15:00 T2
システム構築・運用負荷を軽減!SORACOM Beam が実現する、ヒトとモノにやさしいIoT
このトラックは、SORACOM Beam(ソラコムビーム)と、新サービスのSORACOM Funnel(ソラコムファネル)の説明。
私の要約だと、IoTの課題のひとつであるセキュリティ関連処理を、デバイスにさせるのではなくクラウド側でやっちゃおう的な話。
T2トラックのまとめ
- クラウド側で暗号化する
- デバイス設計の単純化、低電力化へ繋がる
- IMSI(wiki)、IMEI(wiki)による認証
- AWS(Amazon Web Services)
15:15-16:00 T3
SORACOMで実現するプライベートIoTバックエンド
このトラックは、株式会社ソラコム CTO 安川氏による、SORACOM Canal(ソラコムカナル)と、SORACOM Direct(ソラコムダイレクト)の説明。
Canalは「プライベート接続サービス」、Directは「専用線接続サービス」ということで、どちらもより高度なセキュリティレベルを構築するためのサービスといった感じ。
原発レベルのプラントとかでも使えるレベルかもと思った。
T3トラックのまとめ
- 閉域網
- そろそろ疲れてきた
16:15-17:00 T4
SORACOMで実現する強固なセキュリティ
このトラックは、株式会社ソラコム プリンシパルソフトウェアエンジニア 片山氏によるSORACOM Endorse(ソラコムエンドース)と、SORACOM Access Management(SAM)の説明。
ここまで長丁場だったので集中力が途切れてきて、セミナーそっちのけでプレゼンターの肩書きが天使の階級みたいだなとか考えてた。
で、肝心のサービスについてだが、EndorseはSIMの認証サービスといった感じ。
この機能を使えば、特定のデバイスでのみ動作するようにSIMに設定できたり、またSIMの情報をもとに他システムのドングルキーのように使ったりできるっぽい。
もう1つのSORACOM Access Management(SAM)だが、プレゼンターの人も言ってたけど、サービスの頭文字がA~Fと来ていて、Gちゃうやん!と。
もうね、これにつきる。
真面目に書くと、SORACOMのコントロールパネルを複数ユーザーで使えますよと。権限も振れますよと。そんな感じかな。
T4トラックのまとめ
- SIMカードの認証
- 多要素認証(MFA)
- 天使みたいな役職名
- 早くも崩れるサービス名の統一感
17:15-18:00 T5
SORACOMと繋がるクラウドサービス
これが最後のトラックだったけど、もはや意識は朦朧としてた。
いや、話はすごく興味深くて面白かったんだけどね。
最後のトラックの話は、SORACOMと他のクラウドサービスとの連携について。
他のクラウドサービスというのは以下の通り。
- IBM Bluemix
- Microsoft Azure
- AWS(Amazon Web Services)
T5トラックのまとめ
- 各種クラウドサービスとの連携
- ラズパイ欲しい
総合まとめ
かなりの長丁場だったので、終わるころにはエコノミークラス症候群に軽くなってた気がする。
SORACOMのサービスについては、全体的にセキュリティ面にかなり力を入れてるというのと、やはり会社に勢いがあるなと感じた。
さらに今後、企業努力で経費を削減、消費者へ還元することで利用料を下げていきたいっていうスタンスも好印象で、私はこの会社が大好きになった。
あと個人的な課題だけど、もう少しIT知識をつけたいと思う。
ここまでグダグダ言ったけど、より詳しく正しく知りたい方は、ソラコム様がちゃんとセミナー資料のページを設けてくださっているので、そちらを参照してね。
→SORACOM Conference “Connected.” 開催レポート・資料一覧